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Facebookがソーシャルメディアってわけじゃないと思う

という屁理屈っぽい悟りを開いた。

 

ソーシャルメディアを定義する

 

発信者&受信者の双方向コミュニケーションを実現、可視化するメディア。

僕はこう定義しています。
発信者といっても色々なパターンがあると思うんですが、
この記事の中では「企業」を発信者として説明していきます。
※そのパターンが一番多いしわかりやすいと思うので。

その定義の中で言うと、2ちゃんねるもソーシャルメディア。

企業に関連するニュースについてスレが立って、そこにレスが付いていく。
当事者である企業の人間もレスしているかもしれない。
双方向コミュニケーションが可能で、可視化されている場所です。

ただし、基本的には匿名のコミュニケーションなので生産性が低かった。
実名主義のFacebookが登場してから、生産性の高いソーシャルメディアが形成され始めた。
そう考えています。

 

Facebookはプラットフォーム

 

Facebookのタイムライン[※]上はソーシャルメディアじゃない。
[※]ニュースフィードのことです。今度出る本家のタイムラインとごっちゃになる表現ですね。
  齋藤 真之さん、ご指摘いただきありがとうございます!

あれはソーシャルメディアへの導線です。
タイムライン[※]上でどんなにニュースに対する議論を行っても、それは発信者(企業)には見えない。
ソーシャルメディアがもたらす双方向のコミュニケーションはそこに存在していないんです。
ただの自己満足。今までの閉ざされた井戸端会議となんら変わらないわけです。

■Facebookは、実名主義のプラットフォーム
 Facebookのアカウントを通じて「いいね!」を伝えることが可能に。
 Facebook連携コメントフォームを通じて議論を可視化することが可能に。

それができる場所こそが上質なソーシャルメディアなんだという悟り。

 

なんでこれに気付かなかったのか

 

恐らく、Facebookのタイムライン上に出ているフィードのステータスが[公開]になっているだけで、

検索にも引っかかって企業の担当者は検索できる!ここは開かれた場所なんだ!

と錯覚していたからではないかと。

確かにFacebook上で公開されている投稿に関して、検索することは可能です。
でも、Facebookのフィード検索には限界があります。

仮にFacebookのフィード検索が超優秀で、全ての投稿をHitさせることができるとしたら話は変わります。
でも、今はそういうカンジじゃないし将来的にそうなる保証も無いわけで。

 

だから僕はこう考えます

 

もっとFacebookページを活用しよう。
自社メディアにFacebook連携のコメントフォームを設置しよう。

特に、後者の「自社メディアにFacebook連携のコメントフォームを設置する」ということ。
これやってるところ凄く少ないと思うんですけど、めっちゃ大事なんじゃないかなと思っています。
この文化が広まれば一気にソーシャルシフトが始まるんじゃないかなー。

というわけで、なにかあればコメントをどうぞw

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ユニクロのニュースと倫理憲章

つい先日(11/18)、こんなニュースが話題になりました。

採用時期早期化について

 

ユニクロ、新卒一括採用を見直しへ 大学1年で採用も

カジュアル衣料最大手のユニクロを展開するファーストリテイリングは、来年にも大学新卒の一括採用を見直す検討に入った。従来の慣行にとらわれない採用方式が、企業に広がる可能性がある。柳井正会長兼社長が朝日新聞のインタビューで明らかにした。

現在、同社は国内では年1回採用を行っている。新しい方法では、採用時期を通年とし、選考する学年も問わない方式を検討している。柳井氏は「一括採用だと、同じような人ばかりになる。1年生の時からどういう仕事をするか考えて、早く決められる方がいい」と話す。

具体的には、1年生の時点で採用を決め、在学中は店舗でアルバイトをしてもらい、卒業と同時に店長にするといったコースが想定されるという。

これ、倫理憲章と真逆の方向だなぁと思いまして。

 

新卒者の採用選考活動の在り方について -2011/1/12(社)日本経済団体連合会-

倫理憲章の主なポイント
・面接など実質的な選考活動は最終学年に達するまでは実施しない
・企業情報、採用情報の提供などの広報活動は、可能な限り速やかに適切な方法で実施する
・正式な内定日は10月1日以降とする

倫理憲章は、採用の早期化を大きな問題として認識している。
でも、ユニクロは採用を早期化する。

 

結局どっちがいいの?

 

採用を早期化した場合のメリット

■企業側
 早い段階で、将来即戦力として雇える人材を発掘・教育できる。
 しかも低コストで。リスクも少ないし万々歳。

■大学側
 早い段階で、「内定がもらえる」学生の数を稼げる。

■学生側
 早い段階で内定が貰える。
 将来像がある程度決まるので、それに向かって必要な勉強ができる。

 

採用を早期化した場合のデメリット

■企業側
 内定辞退の可能性が高まる

■大学側
 下手すりゃ4年間ずっと就職活動している学生がどんどん出てくる

■学生側
 早く決めすぎることによる将来像の縛りが生まれる
 下手すりゃ4年間ずっと就職活動しなきゃいけなくなる

こんなところでしょうか。

 

僕はこう思う

 

僕は早期化に賛成です。
早い段階から将来の自分が働く姿は想像しておいたほうが良いと思ってます。
何のために働くのか、何のために勉強するのか。
その答えは人それぞれだと思うんですが、それを見つける時期の早期化を望みます。

 

さいごに

 

採用時期が早期化する、しないに関わらず「大学」はもっと頑張らなきゃダメ。
「就職内定率●%!」って広告出すんなら、もっと本質的なキャリアサポートを。

大学側のゴールは「内定」かもしれないけど、学生のゴールは「内定」じゃない。

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実はノマドワーキング始めました

実は2週間前ぐらいからノマドワーキングを始めました。

「え?お前新卒入社2年目じゃなかったっけ?」
「仕事辞めたん?」

など色々言われていますが…

 

仕事辞めてません

今も働いています。正社員として。
「個人的にやりたい事」と、「本業」のバランスが崩れてきて悩んでいたところを相談し、
在宅勤務という形に落ち着いたので、ノマドワーキングが始まったという流れです。
フルタイム勤務じゃなくなったので給料は減りましたが、代わりに時間が出来ました。
会社には本当に感謝しています。これなら色々やりたい事ができそうです。

 

ノマドワーキングを始めてみて

まず最初は、「大学で作業しよう!」と思いました。
普通のオシャレなカフェ行くと、結構高いじゃないですか。
大学なら80円のコーヒーでいいですからね。気まずくならないし。

地域のポータルサイトを学生と一緒に運営していくので、
そういうミーティングも入れることができます。とても効率が良いです。
ただ、最近はずっと自宅で作業しています。
それはなぜか。

iMac毎回持っていくのめんどくせえ

実は、ノマド初日で僕のWindowsが天に召されたんです…
ChromebookはSkypeできないから仕事に支障が出るし…
いや、本気出せばiPhoneでSkypeできますけど。
クソ効率悪いじゃないですか。ちょっと最近悩んでるポイントです。

実は過去にiMacを持ち運んだ実績もあるんですが、
めちゃくちゃ筋肉痛になったので出来れば二度とやりたくないです。

 

今後の展望

とりあえず、Windowsを復活させるか他の方法で外に自由に出れる環境を作ります。
基本的には自宅もしくは大学で仕事をする予定です。

2月からは海外に行く予定です。
東南アジアを予定していて、当初はタイに行く予定だったのですが…洪水になっていますよね。
だから今色々悩んでいて、フィリピンいいなぁと思っているところです。

それまでに、地域のポータルサイトを学生で運営できるように移管するというのが当面のミッションです。
※もちろん海外にいる間も、ミーティングなどにはSkypeとか使って参加しますよ。

 

ひとつの事例になれたらいいなぁと思っています

今後、こういう働き方が増えていくだろうという説を最近ちょくちょく見かけます。
本当にそうなっていくんだとしたら、僕がこれからやっていくことをノウハウに落とせたらいいなぁと。

とりあえず2月までは日本でノマドワーキングしてるはずなので、
その間も何か有益な発信ができればいいなぁと模索しているところです。
ノマドな先輩方、いらっしゃいましたら是非色々教えてください。

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僕がキャリアサポートをやる理由

今、就職難だってことを知らない人は稀だと思います。
僕は2010年卒で、リーマンショック後の就職活動1期生みたいな位置づけです。
元々浪人してた身分だったので、「うわー、浪人せんかったら良かったわ」って思ったのを覚えています。

 

就職活動と採用活動

僕は、入社してからすぐに新卒採用の担当を兼任しました。
だから最近の事情を両方の立場から肌で体験しています。
そんな僕だからこそ言えることがある。そういうことを伝えていきたいと思っています。

 

労働者を正社員として採用する余裕が無くなってきている

みなさんご存知のとおり、世界的に経済がヤバい状態です。
そんな中、新卒採用を行える会社自体が少なくなっています。
新卒採用を行うためにかかるコストについて、考えたことはありますか?
僕が学生の頃は、全然考えていませんでした。

どういうところにコストがかかってくるのかというと、

・採用計画の準備コスト
・採用媒体への求人広告掲載料
・会社説明会の開催コスト
・面接開催コスト
・選考コスト
・内定後フォローコスト

などです。
採用媒体への求人広告掲載料は本当に莫大なコストです。
人件費に関しても。面接希望者が増えれば増えるほど増大していきます。

そこまでコストをかけて、

「生きて行くのにお金が必要なんで就職したいです」

という学生を正社員として採用できる企業が今、どれぐらいあるのでしょうか。
労働者は、アルバイトや派遣社員のほうが低コストで雇えますからね。

 

学生の二層化が顕在化

これは採用活動をしている人なら、みんなが感じていることだと思います。
とにかく差が激しすぎる。就職難だってのに、内定をいくつも貰う学生がいます。
どこに差があるのか。学歴なんて全くと言っていいほど関係ないです。

自分の可能性を既に諦めてしまっている学生が多すぎる。

これに尽きると思います。
とにかく色んな事を経験して、自分の可能性を見出すことが必要です。
諦めるのはまだ早い。早すぎます。

 

友人の自殺

実は先日、僕の大学時代の友人が自殺しました。
就職に失敗し、大学卒業後専門学校へ行き、国家試験に失敗し、ひきこもっていたそうです。
こう書くとすごく遠い友人のように受け取られるかもしれませんが、
実は半年ほど居候していたほど仲の良い友人でした。

僕が居候をしていた時、彼はちょうど就職活動の真っ最中でした。
彼の手帳にはビッシリと説明会予定や面接予定が詰まっていて、毎日リクルートスーツを着て。
僕は先に内定が出ていたので、履歴書のチェックやエントリーシートのチェック。
朝目覚ましが鳴ったら友人を叩き起こして、「気合い入れてけや!」って言ってました。

数社から内定が出ていましたが、彼は「ブラック企業やからやめとくわ」と辞退。
『なんで受けたんお前…』って思いましたが、彼には事前に企業を選ぶ余裕すら無かったんです。

今でもすごく憶えているのが、

「ゴリ(僕のニックネーム)はええよなぁ。やりたい仕事できるんよな。」
『まーな。お前もやりたい仕事見つけろよ。』
「ほんま、そういうの無いねんなー。のほほんと生きていきたいわ。」
『うーん。』

という会話です。
多分、全国の大学生の50%ぐらいはこういう感じだと思うんです。
今の僕がこの時に戻れるなら、一体どんな声を彼にかけてあげられるか。

 

その答えがキャリアサポート

人それぞれ、感性が違います。
だから同じアドバイスをしたって有効な人とそうじゃない人がいる。
だったら、キッカケを与えることに専念しよう。そう思いました。

今、大学の後輩(数名)と一緒にポータルサイトを運営しています。
僕が通っていた大学の地域のポータルサイトです。
元々自分1人で運営していたんですが、若者向けなのに僕が一生やるのも…と思ってました。
学生で運営できる体制にして、どんどん新しい息を吹きこんでもらいます。

地域のお店の経営者とも繋がりができるし、市会議員との繋がりもできる。
商店街の活性化にも関われるし、学校やNPOとも関われる。
僕がポスト役になって、どんどん刺激を与えていきたいなと思っています。

動きがあれば進捗報告も行っていくので、期待しててください。

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本質的な数字を追うことが大事なのだということを忘れてはならない

この記事を見る人は全員そういった心得があると思います。
もちろん僕も心得てるつもりなんですけど、たまに忘れそうになるんです。
改めて、忘れちゃダメだなと思ったんで書きますね。

Twitterのフォロワー数とかFacebookの友達の人数とか、
業務に近いことで言えばFacebookページの「いいね!」数とか。
数字に踊らされちゃいけない。

 

人間は目に見える数字を過大評価する生き物

どうしても「Twitterのフォロワー数を増やしたいぜ」とか思っちゃう。
特にビジネスで使うアカウントに対してはシビアに考えがちですよね。

そこでツールに頼ってフォロワーを増やしていく戦法に出る。
フォロワーは増えるし満足もするんだけど、それって自己満足なんですよね。
最終的な成果には到底結びつかない。当たり前のことです。

 

まるであの時のような感覚

例えるならば、僕が小学生の頃に編みだした【公文式の宿題をこなす戦法】に似てます。

白紙で提出すると怒られるので、「なんとなくやった感」は演出しなきゃダメ。
そこで、簡単な問題をサササーっとやってしまうわけです。
難しい問題は一切手をつけない。そうすると枚数めちゃくちゃ稼げるという戦法。

もちろんそんなことしても成績は上がらないですね。

それと同じだなーと思うわけです。
なんとなく数を稼いだって意味はない。
成果が出るような稼ぎ方をしようぜ!ということです。(これが言いたかった)

 

「アピールしたらダメ」という話ではない

もちろん最初のキッカケとして「知ってもらう」というのは大事なこと。
それだったら、ちゃんとターゲットを見定めてそういう人に知ってもらえるように努力する。

これがソーシャル時代の正攻法だと思っています。

だから、「フォローしてください」とか「いいねしてください」とかさ。
もうやめようよみっともない… ということですね。

 

まとめ

「隠れた名店」的なコンテンツを発掘することに楽しみを見出す文化がきっと来る。
じっくり誠実に運営していれば、自然に応援してくれる人が増えてくるはず。
僕達のような人間がそう信じていれば、正直者が報われる時代の到来が早くなるかもしれません。

さーて、本質的な数字を増やすために頭を捻る作業に戻ろう。