日本を離れて6週間


僕は今フィリピンのセブで生活をしています。

最近いろんなところで「フィリピン留学最高!」みたいな事が謳われています。
費用を抑えて勉強が出来て、とても素晴らしいですね。

ただ、「全く知識が無い状態での留学は違うような気がする」
と思うタイプの人も当然いると思います。というか僕がそういうタイプでした。
海外で生活している僕が言うのもアレですが、僕まったく英語が出来ないんです。

 

そんな僕が語学学校に通ったって何言ってるかわからないだろうし、
お金のムダになっちゃいそうで嫌でした。いくら相対的に安いといってもやはり大金ですし。
最低限、日常会話ぐらい出来ないと通っても得られるものが少ないんじゃないかなぁと。

そこで僕が選んだのが、「語学学校に通わずにとりあえず住んでみよう」という選択でした。

 

「とりあえず海外に住む」なんて出来るのか

 

できました。
結論から言えば、家さえ確保できれば最悪ひきこもってても生活はできます。
なので、最優先事項は家の確保です。

日本で生活していた人が急にゴキブリまみれの家に住むのは無理だと思うので、
高級住宅を借りるというのが妥当でしょう。
僕は月5万円の家賃の家に住んでいます。

月5万円といえば結構高く感じますが、ベッドルームが4つあります。
家具や電化製品は元々備わっていますし、複数人でシェアすれば激安です。
僕は2人でシェアしていたので割高でしたが、3人ぐらいだと良い感じじゃないかなと思います。
※余った部屋をAirbnbに掲載して旅人を受け入れれば、収入源にもなります。

 

しかし、「どうやって家を確保するのか」というところにハードルがあります。

ネット上で探して現地の不動産屋に連絡して・・・というのが正攻法ですが、
僕らは現地の大学生に協力してもらいました。
現地人に協力してもらって探すのが一番良いです。

 

近くにショッピングモールがあるとか、セキュリティ体制が万全とか、
そういったところは地元の人がよく知っています。

僕は今住んでいる家を来週出ていきますが、
ショッピングモールも近くてセキュリティは24時間体制でした。

 

オーナーとも良い感じにコミュニケーションを取れているので、
「Goarickが住んでたとこに住みたい」ってことなら、
来週までに言ってもらえれば聞いておくことも可能です。
※2ヶ月以上のレンタルが条件になると思います。僕らもそうでした。

 

家の問題さえ解決すれば、あとは自由

 

フィリピンは物価が安いです。
1ペソを円に換算すると、両替手数料を含めて大体2円ぐらいです。

タクシー初乗りは40ペソですし、ジュースも12ペソとかで買えます。
生活費は日本よりも断然安く抑えることができます。

 

ただし、交通費が高いですよね。
もちろん飛行機で行くことになるので、2ヶ月の滞在とかだと航空券の値段がネックです。
高い時だと往復7万円~8万円ぐらいします。サーチャージ込みで。

ただ、航空券のキャンペーンが行われている時期にうまいこと滑り込めれば、
往復1万円とかで行けちゃったりもします!サーチャージ込みで!

 

で、英語できなくても生活できるの?

 

できてなかったら僕は今頃帰国しているでしょう。

 

僕は結構脳天気な性格なので、「英語なんか現地行ったらできるようになるんちゃう?」
というノリで日本を出ました。

しかも、英語を勉強する教科書や単語帳に類するものを一切持たずに。
今になって思いますが、持ってきたほうがもっと習得スピードが上がっていたでしょうね・・・

 

そんな僕でも、6週間で驚くべき成長をしました。
なんと日常会話を(たどたどしくも)行うことができるようになっちゃったのです。

その辺で歩いている人に話しかけて雑談をすることが出来るようになったので、
だいぶ楽しくなってきたところです。

 

そこで強く思ったこと

 

「もっと英語勉強したいなぁ」

 

「受験勉強のために英語が必要」とか「仕事のために英語が必要」というものじゃなくて、
『もっとみんなと意思疎通したいから英語が必要』という気持ちなんです。

だから、英語を学ぶモチベーションの質が全く違います。
僕は日本に帰国しても英語の勉強を継続します。
こっちで友達になった子と、もっと仲良くなりたいからです。

 

僕が6週間のフィリピン生活で得たもの

 

■英語力
 全く話せないレベル(常に、I can’t speak English! と叫ぶレベル)から、
 そのへんの人と軽い雑談をすることができるレベルになった。

 

■今後の人生について考える時間
 日本を離れて自立した生活を送ることで、じっくりと先のことを考える時間を持てた。

 

■料理のスキル
 これは想定外だったんですが、せっかくだし自炊してみようということで自炊していたら、
 料理のスキルが向上していました。
 観光だと体験できない事なので、その点でも家に住むってのは良いです。

 

■親のありがたみを感じる
 僕は日本にいる時に一人暮らしを経験していたので元々感じていたのですが、
 実家に住んでいる人は強く感じることができると思います。

 

■もうどこでも行けるんじゃね?という自信
 どこに行っても英語さえあればなんとかコミュニケーションが取れます。
 だから、思い切った世界旅行も出来るような自信がつきます。

 

■一生の思い出
 僕は元職場の同僚と2人でシェアハウスをしていたのですが、
 お互いに「この生活のことは一生忘れないなー」と言っています。

 

海外の家で生活をするのって、なかなか出来ないことです。
人生の中でも大きなポイントに成り得ると思います。

 

で、いくらお金あればいいのよ

 

僕達は6週間の滞在中、かなり色んなところに遊びに行きましたが、
結局家賃やビザ延長申請を含めて6週間で1人15万円ぐらいでした。(使いすぎた?)

節約すれば、2ヶ月10万円でも普通に生活できるはずです。
※航空費は除く

 

卒業旅行とか、浪人生の気分転換とか、ニートの挑戦!とかに良いんじゃないでしょうか。