受け入れる側としてしか使ったことがなかったCouchSurfing。
今回、冒険の舞台を台湾に移したタイミングで使ってみることにしました。
CouchSurfingを使うメリット
・宿泊費が無料になる
・旅人同士の情報交換が出来る
・現地の人に色々教えてもらえる
今回の舞台、台湾は物価が高いです。
日本に比べれば安いですが、前回の舞台がフィリピンだっただけにカナリ高く感じます。
飛行機にかかるお金は仕方ないですし、食費も最低限食べなきゃ死んじゃうので必要。
だとすれば、削れる部分は宿泊費。
ここの扱い次第で、最終的な出費額を大きく削減することが可能です。
まずは旅の予定を投稿
大雑把でいいので、大体のスケジュールを決めておきます。
「○月○日は~(都市名)に行く予定です」というもの。
僕が出した旅の予定を具体的に書くと、
・3/29から3/31は台北滞在
・4/1は台中
・4/2は台南
・4/3は高雄
・4/4は台東
・4/5も台東(緑島に行きたいから)
・4/6は花蓮
・4/7に台北に戻って、しばらくは台北に滞在。
という感じです。
この予定を投稿するだけで、めちゃくちゃオファーが来ます。
ほんとにビックリするぐらいに。
その中から怪しそうな人は除外して、自分に合いそうな人を探します。
毎日CouchSurfingをするのは疲れるので、そのへんも考慮しながらスケジュールを立てます。
いきなりCouchSurfingで3連泊
台湾に到着したのが3/29の朝。
その日の夜から3/31の夜の宿泊までをサポートしてくれる人を見つけることが出来たので、早速承認。
待ち合わせ場所に向かいました。
相手は仕事をしている人だったので、少し遅れて到着。
合流して家に向かい、荷物を置いてからご飯を食べに行きました。
元彼が日本人だったらしく、日本語を少し話せる人でした。
たまに英語を挟みながら会話するというスタイル。
お腹もふくれたところで、再度家に。
僕に用意されたのは家主の部屋とは隔離された、だだっ広い部屋。
そこにマットを敷いて寝てね!ということでした。
CouchSurfingのCouchはソファーという意味ですが、
場合によってはベッドが用意されたり、今回のようにマットだけの場合もあります。
僕はマットで十分!って思ってたので満足でした。
翌朝、家主は仕事へ。
オートロックだから、用意出来たら適当に出かければいいよ!
と言われて「この人よく俺のこと信用できるな」と思ったのですが、
「おっけー」と言っておきました。
そして、用意を済ませて家を出て観光的なことをしていたら・・・
ごめん、今日彼氏の家泊まりに行ってくるわ
「えwwww」
「俺の荷物とかどーすんのwwww」
と思いましたが、鍵を渡すからそれで入って寝といてね!とのこと。
改めて「なんで俺のことこんなに信用できるんだ?」と思いましたが、
「おっけー」と言って合鍵を受け取りに行きました。
合鍵を受け取る際、「大丈夫なの?俺に合鍵渡しても」って言ったら、
「大丈夫!信用してるよ。家のことよろしくねー」って言われました。
自分でも状況がよくわかりませんでしたが、マットでその日も就寝しました。
鍵どうしよう
大事な鍵を預かっているわけですから、これは責任重大です。
(もし今夜俺が寝てる間に帰ってきて、ドアの前で立ち往生みたいなことになったら・・・)
そんな事を考えていると、気が気ではありませんでした。
とりあえず観光しまくって、時間をつぶしました。
でもメールが来ない。23時になってもメールが来ない。
とりあえず諦めて、帰ることに。
歩きながらメールで「俺今から帰るけど何時に帰ってくるの?風呂入っててもOK?」って送りました。
そして家に着いたら、枕の上に手紙が。
鍵もう1個あったんかい!!
「お疲れー!観光どんな感じ?楽しんでる?今日も彼氏の家に行ってくるね。」
「明日、こんなイベントがあるみたいだから行ってみたら?」
「で、夜は彼氏と一緒に3人でディナーに行こうよ!」
って書いてました。
(俺朝から台中行くんだけど・・・)
メールでその事を伝えて、翌朝僕も手紙を書き残して合鍵を置いて去りました・
自由人だった・・・
こんな経験はなかなかできないんじゃないか?というぐらい自由人でした。
めちゃくちゃいい人でした。ただ、3泊もした割にはあまり喋れなくて残念でした。
次会う時には、もっと英語勉強して意思疎通していきたいです。
彼氏に警戒された、という説も考えられます。
※オファーは向こうからだったんだけど・・・
このへんはCouchSurfingの宿命というかなんというか。
まぁ、そんなもんでしょうw
台中にてCouchSurfing
そして、台中でもCouchSurfingをしました。
オファーしてくれたのは大学教授。
バス停まで車で迎えに来てくれて、家に連れていってもらいました。
その家が5階建ての豪邸で、5階の部屋を自由に使わせてもらえるとのこと。
めちゃくちゃいい部屋でした。
到着後、「メールなどを確認しておいたほうがいいよ」と言ってくれて、
PCを貸してくれました。有線LANだったので。
チェックが終わったところで、買い物に行ってた家族が帰宅。
娘2人は15歳と13歳。
奥さんは47歳って言ってたけど、どう見ても30代の見た目でした。
挨拶を済ませて、観光プランを一緒に考えることに。
ある程度決めたところで、車で出発。
色んなところに連れていってもらって、お昼ごはんまで奢ってもらって。
夜市に行く時は、「夜市は若者が楽しむ場所だから、一人で楽しんでおいで」
と言い残して去っていく粋な計らい。
終わったら車で迎えにきてくれるというVIP待遇。
寝る前には13歳の娘が「蚊を殺すラケット」を持ってきてくれて、
「Do you know how to this?」って言ったので、
「Of course」って言っておきました。
さすが大学教授の娘は英語が話せるんですね。
※台湾の人は英語がほとんど通じません
グッスリ寝て、朝起きたら朝食が用意されてました。至れり尽くせり。
バス停まで車で送ってもらったところで台中観光は終わりを迎えたのでした。
CouchSurfingハンパねえ・・・って思いました。本当に。
後日談
僕はその後の旅はHostelworldを使ったりして、安宿に宿泊しました。
台北に戻ってきてからしばらくして、
【紹介文が書かれたよ!】
という通知がCouchSurfingから届きました。
Mikito is a very kind boy. He went from Japan and stayed in my home for only one day because he planned to travel around Taiwan in one week. I took him to visit several places in Taichung and had a happy chat with him in many topics. Next time you can come back with your wife and stay in my home for a longer time, but I am too old to play tennis with you. Hope to see you in Osaka.
めちゃくちゃ嬉しかったです!
CouchSurfingを使えば使うほど、世界中の人から紹介文を書いてもらえると!
素晴らしいですねぇ。
実際に使ってみた感想
心の底から良いサービスだと思います!
CouchSurfingを使えば、世界各地への冒険ハードルが下がります。
ロングステイもOKという場合が多いようです。
これから旅に出る人は、是非使ってみてください。
承認する前に相手のプロフィールなどをしっかり確認することを忘れずに。
Have a safe trip!!