ソーシャルメディア単体で考えると、費用対効果はよろしくないのが実情です。
だからダメ!という短絡的な考え方ではなく、多角的な視点で見ていきます。
既存メディアとソーシャルメディアの連携で、全体的に効果を高める。
既存メディアの定義
マスメディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など)
自社メディア(自社サイト、自社メールマガジンなど)
マスメディア×ソーシャルメディア
落ち目だと言われつつも、マスメディアの力はまだまだ健在です。
やはり強力なリーチ力を持っています。
しかし、マスメディアを通じてメッセージを伝えることに限界を感じている広報担当者も多いはず。
マスメディアの都合で切り取られた情報を発信してしまった結果、
正しく情報が伝わらなかったというケースは多くの広報担当者が経験していることかと思います。
こうした時に、ソーシャルメディアで日頃から情報を発信していればすぐに訂正をすることが可能です。
何かが起きたときに、生活者に対して対応することができる手段の確保という意味でも、
ソーシャルメディアはマスメディアとの連携に対して大きな効果をもたらす存在です。
自社メディア×ソーシャルメディア
みなさんの企業では、自社メディアをうまく活用することができているでしょうか。
外の力を借りること無く、自社が出したい情報を自由に発信できる場所です。
その場所をどんどん育てていけば、自社にとって有益になるということには疑いの余地がありませんね。
まずは自社ホームページとソーシャルメディアとの連携。
Facebookは、外部サイト連携型のコメントフォームを用意してくれています。
これをプレスリリースに埋め込めば、新商品発表の記事にコメントが貰えるかもしれません。
生の声をその場でいただける絶好のチャンスになり得るわけです。
また、自社メールマガジンを発行している企業もチャンスです。
自社メールマガジンに登録してくださっている方々は既にファンだと思われますが、
そのファンの声を、もっともっと反映させて信頼関係を強くすることが可能です。
ソーシャルメディア界隈では、これを「顧客エンゲージメントの構築」というような呼び方をしています。
私はメールマガジンを配信するためのASPを提供している会社に勤めているので、
メールマガジンの効果測定の重要性は強く認識しています。
コンバージョン率を高めるという事に、担当者の方は頭を悩ませていることかと思います。
ソーシャルメディアと併用することによって、
現存のファンのエンゲージメントを構築し、コンバージョン率の向上を見込むことが出来ます。
それだけではなく新たなファン獲得に繋がり、更にそのファンのエンゲージメントを高める…
そういった、良いスパイラルを生み出すことができるのが、ソーシャルメディアの魅力です。
最後に
私は、現在働いている会社でソーシャルメディアの推進を行っています。
このシリーズでは、その経験に基づく経験を共有していきます。
もちろん、細かい操作面も残していって幅広い人の役に立てれば良いなぁと考えています。
次回は、Facebookを企業で活用する -導入決定編-を書こうと思います。
ソーシャルメディア時代の企業ブランディングといったところがテーマです。
よろしくお願いします。
[追記] 書きました!Facebookを企業で活用する -導入決定編-
【Facebookページ紹介】
株式会社コンビーズ / Combz Inc.
自社メールマガジンとソーシャルメディアの連携について研究中のFacebookページです。
興味を持たれた方は、是非議論に参加していただければ幸いです!